当たり前だと思うかもしれないが、舌は口の中で上下左右に自由に動くことができる。それは舌が筋肉の塊だからである。だが実際には、舌の動きはそれほど自由ではないかもしれない。
特に舌の裏側というか、下側に付いている魚の水かきのようなものの形によっては、舌が思うように動かせなくなっている場合がある。特に上方向、上後方へ舌を動かそうとするとき、その水かき(舌小帯という)が突っ張ってしまい、うまく動かせないことがある。
舌小帯の形は人それぞれであるが、あまり大きく舌の裏側にべったりと付いているようならば、少しほぐして舌を動かしやすくしてあげたほうがいい。
舌小帯が大きく、舌が思うように動かせない状態でも、案外本人は気が付かないでいることが多い。自分の舌は1つだから、他と比較ができないということもある。そして現代の食事はやわらかく食べやすいこともあり、あまり活発に舌を動かさなくても事足りるという理由もあるだろう。だが発音する際には問題になることがしばしばで、そういう人のしゃべり方は舌足らずだと周囲から思われていたりする。言葉を発音するときにも、舌は口の中で動き、音を構成する(構音)大事な役割があるから、舌の動き具合が悪いと発音に影響してくる。
中久木矯正歯科センター 新宿区四谷 目黒区自由が丘の歯列矯正
posted by nakakuki_kyousei at 22:41|
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舌機能
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