中久木矯正歯科センターの歯列矯正ブログ

日ごろ気になることを書き込んでいきます。医院からのお知らせ、歯列矯正に関することや、それ以外でも。

2008年02月20日

割れる歯根

高齢になってから歯のトラブルで歯医者さんへ行くと、「この歯はもう持ちませんね。抜くしかないでしょうね」と言われることも珍しくない。でその理由によくあるのが、歯の根にひびが入るか割れるかして、それが原因で膿が溜まっている。あるいは割れた歯根ではかぶせ物ができない、入れ歯が支えられないというようなことである。そしてそういう歯のレントゲン写真を撮ると、歯根の割れた所が見えることもあるのだが、そういう歯に多いのがいわゆる失活歯、歯の神経が無く歯の中に薬を詰めてある歯や、歯の神経が知らないうちに死んでしまいそのままになった歯である。

こういう場合、患者さんは歯の根が割れたことに気がついて歯医者に来ることはほとんどない。痛みやうずき、出血などが気になり行ってみると、原因の歯が思わぬ事態になっていて驚くのだ。ちなみに私は、この歯の根っこの治療(根管治療)が良くないと言うつもりはない。むしろ良く治療されているのだ。だからこそ患者さんは、いつ根の治療をしたのかと聞かれても、「わからない」、「ずいぶん昔で覚えていない」、「子供のころかも」、と答えるほど、長持ちしているのだから。
話はもっと根本的なところである。

歯の神経を失って薬を詰めた歯は、樹木で言うならば枯れた後に樹脂を詰めたようなものである。一方で生きている歯の中には血管や神経が通い、新陳代謝が行われている。同じ口の中にある両方の歯、どちらが長持ちするかは樹木の例を挙げるまでもない。5年や10年ではどちらも変わらないかもしれないが、数十年後も同じではないということだ。日本人は多くの人がその違いを体験できるところまで「長寿」になったということかもしれない。







中久木矯正歯科センター 四谷 自由が丘の歯列矯正
posted by nakakuki_kyousei at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯列矯正 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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