中久木矯正歯科センターの歯列矯正ブログ

日ごろ気になることを書き込んでいきます。医院からのお知らせ、歯列矯正に関することや、それ以外でも。

2009年09月07日

やわらか牛肉

硬い食べ物とやわらかい食べ物があれば、ほとんどの人はやわらかい方を選ぶ。
楽な道と楽でない道があれば楽な道を選ぶ。
やわらかい食べ物の方が食べるのに楽だから、そちらを選ぶ。
無意識に楽な方へ向かう性質を持つのは人間だけではない。餌付けされた動物、餌が与えられると知った後は、狩りや食べ物探しをしなくなる。食物採取の労力より、餌をくれる人間にねだり甘える労力の方が少なく、楽だからだ。

「やわらか牛肉」をうたう商品の中には、成型肉と呼ばれるものがあるそうだ。肉が硬く噛みにくい大きな原因に、肉の中に張り巡らされた筋、筋肉がある。肉を叩いたり、刃物で筋を切断することで、肉をやわらかくすることは昔からされてきた。養殖で運動をさせないで育てた肉は、締りがない代わりにやわらかくなった。成型肉の場合、より簡単に食感良くやわらかくすることができるそうだ。
考えてみれば当たり前の話。もともとばらばらの肉を、調味料類を「つなぎ」にして肉の形にするのだから。ハンバーグや麺類と考え方は同じだ。むしろ食感を出すための、つなぎの選択がノウハウになるようだ。

もともとは、細切れの安い肉、くず肉が有効利用でき、商品として価値を出せることから広まった成型肉。塊から切り出す肉より低コストで、サイコロステーキなどの肉が作れることから、スーパーや外食で頻繁に見かけるようになった。
中には「やわらか国産牛肉」といった、やわらかさを前面に出した宣伝文句が付けられているものもある。

やわらかい食感には、一種の快感があると思う。
言葉による表現だけでも、人はその語感から過去の快感体験を思い出し、その商品の食感を肯定的にイメージする。テレビの料理番組で、出演者のコメントをよく聞いて欲しい。「おいしいです」と言った後、何か続けて言っていないだろうか。
「やわらかくて」、と。


味や食感の「人工的な」向上が続けば、そのうち値段以外の理由で、こうした成型肉を選ぶ人たちが出てくるのではないだろうか。「普通の肉より食べやすいから」「やわらかくて子供が喜んで食べるから。」といった理由で。レストランなどでは、使われている肉の出自や調理法を知らないまま、成型肉の料理を選ぶようになるかもしれない。











中久木矯正歯科センター 新宿 四谷 自由が丘 歯列矯正

成型肉の作り方がわかる動画がありました。

成型肉で検索

トップとその次の2つの動画がそうです。
整然と切り出されるサイコロステーキは美しさすら感じます。

2本目の動画には、あのキーワードが出てきます。
将来天然肉よりも成型肉を積極的に選ぶ人達となるのでしょうか。















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posted by nakakuki_kyousei at 23:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 歯列矯正 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 成型肉で危惧すべきは、つなぎに使用している食品添加物です。人工のタールなど、発がん性をもつものも使用されています。
 きちんとした、トレーサビリティ(飼育から販売までの流通過程の追跡)の確立が重要です。

 これらを行政に委ねておくだけでなく、消費者たる我々もきちんと意見することが必要です。

 同じような現象に、牛肉の「さし」があります。脂肪の白と、筋肉の赤との割合。いわゆる「霜降り」のことです。

 生産者によっては、飼育の過程で、きれいな「霜降り」に成るよう、人工的に脂肪分を注射します。

 「綺麗な、霜降りね〜」

 注射により作られた美かもしれません。

 まっ、これに関しては我々に害が及ぶところではありませんが〜

  消費者である我々が賢くなる必要がありますね。
Posted by フード・ライター at 2009年09月08日 08:49
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