中久木矯正歯科センターの歯列矯正ブログ

日ごろ気になることを書き込んでいきます。医院からのお知らせ、歯列矯正に関することや、それ以外でも。

2008年08月27日

親知らずから万能細胞

前回の文章はこちら

小学校高学年くらいの時期に、多くの親知らずは顎の骨の中で作られ始める。レントゲン写真で見ると、あごの骨の中に風船のような小さな塊が現れる。この中で歯の成分が作られ始めるのだ。時が経つと、塊の中に米粒のような白いものが見えるようになる。歯のエナメル質といった硬い部分がレントゲン上で白く映って見えるのだ。

話は戻り、顎の骨の中にあるこの塊の中身、ここに未分化細胞と呼ばれるものが入っている。言葉通り、未だ分化していない、細胞としての役割が定まっていない細胞が集まっている。こうした細胞が時を経て、それぞれに役割を持つようになる。歯であれば、エナメル質を作る細胞、神経を作る細胞といったように、役割が分けられ、その役割に適した形に変わっていく。万能細胞を作りたい場合、完全に役割が決められてしまった細胞よりも、未分化細胞のうちに取り出した方が、その名の通りいろいろな役割を持たせることができる万能細胞として有効であることは容易に想像できる。あえて「10歳の」子供の顎の骨の中から抜いた親知らずを使った理由は、細胞が未分化のうちに手に入れたかったからだろう。見方を変えれば、大人になってから歯医者で抜いた私の親知らずから万能細胞は作れますか?となると、難しいかもしれない。その頃の親知らずには、確かに「歯の成分を作る」細胞はあるかもしれないが、「未分化でこれからいろいろな役割を持たせることができる」細胞はほとんどないかもしれないからだ。















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posted by nakakuki_kyousei at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯列矯正 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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